ピアノ練習に”お家の方の協力が必要です!”ってどういうことでしょうか?

気になる“ハテナ?”をスッキリさせるキラキラ

ピアノと遊びで明日の自分が楽しみになる音符

流山おおたかの森・豊四季

ピアノ講師・発達支援コーチのおおさかけいこです双葉

 

習い事をしていると、

 

「お家の方のご協力が必須になりますーーー!!!」

 

毎週の送り迎え、付き添い

通うのだってなかなか大変です。

 

なぜ習い事に通っているのでしょうか?

 

それは、

上手になって欲しい

できるようになって欲しい

からですよね。

 

書道なら、字がうまくなって欲しい。

水泳なら、泳げるようになって欲しい・丈夫な身体作り。

学習塾なら、成績アップして欲しい。

 

ピアノ教室なら、ピアノが上手になって欲しい。

音楽を楽しめるようになって欲しい。

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ステキなホールで発表会だって憧れますよね~!

 

みんなステキな想いや夢を持って教室に通っていますね。

 

習い事についてよくお受けするご相談を

今日はシェアさせて頂こうかと思います。

 

お家の方のご協力が必要です。必須です!!!

これってどういうことでしょうか?

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私が教室を始めたばかりの頃この意味は、

ざっくり言ってしまうと、

 

「毎日の練習に付き添ってやったかどうか監視してください」

っていう意味でした。

 

何なら、

「お子さんが取り組まないのはお母さんの責任もあります!」

のような意味も含んでいたかもしれません。

 

なぜ、こう考えていたかと言うと、

 

私の母が私のピアノに対してこういう風に

取り組んでいたから(笑)

 

母は、ピアノに関して素人でしたので、

毎週、私のレッスンに付き添い、先生の言ったことをメモ!

 

そして、毎日の私の練習に欠かさず付き添っていました。

 

これは、今でも母はこう考えていて

自分の孫(私の娘)に対しても「親の責任、親の責任」と、

めっちゃ言ってきます。

 

確かにそうだと思うのです。

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でも、様々な学びを深めたり、たくさんの生徒さんと関わっていく

うちに、この考えに対して

 

“ハテナ”な事が増えたんですね。

いや、前から違和感はありましたけれども(笑)

 

まず、最初に

 

お母さんのためのピアノではない

 

という事です。

 

お母さんが一人、一生懸命になって

宿題を手伝い、ピアノをちゃんとやったかハラハラしながら毎日過ごす。

 

おんがくノートの書き取りの宿題なんて特に、

お母さんがやってしまう事が多く、

お子さんが全く覚えていなかったこともありました。

 

ピアノの練習に関しては、こうなるともう冷や汗ものですよね。

 

「できない」っていうことがお母さんではカバーできません。

 

「できない」

明日もうレッスン日!どうしよう・・・

先生に迷惑かけちゃう。できないと思われたくない。

「ちょっとーーー!ちゃんとやれーー!ムキー

 

うんうん。

 

確かに、お家の方にご協力頂いている様子がすごく伝わってきます。

 

もちろん、これでお子さん自身もうまく進んでいるようでしたら、

このままで大丈夫なんですが、

 

●ピアノを楽しく弾けるようになって欲しい

●音楽を楽しめるようになって欲しい

 

これ、どこいっちゃいましたかね?(笑)

 

多分ね、お子さんとピアノの思い出は

 

いつもママに怒られた、練習しろって言われた

 

になるんじゃないかなと思います。

 

「口出しするなってことですよね?!

放っておけってことですか?」

 

という声が聞こえてきそうですが、

まぁ、まぁ、焦らずに・・・(笑)

 

教室に来るこども達がお家でのピアノのことを

楽しそうに、嬉しそうに話すのはどういう場面だと思いますか?

 

「ママってね、チューリップをすらすら弾けるんだよ!凄いよね!」

「これね、ママが一緒に弾いてくれたんだよ!ママってすごいよね!」

「ママね、この本全部弾けるんだよ!私にも弾けるかなー。」

「ママがこれ弾きたいっていうから、私が教えてあげたんだよ!」

 

こういう場面です双葉

お母さんが一人大きな声を出して

「練習しないと上手になれない」と、叱咤激励してくれた場面でもなく

 

お母さんが一人頑張って色々調べながら宿題を仕上げてくれたことでもありません。

 

今、自分がやっていることに興味を持って

楽しそうに取り組んでくれたことです。

 

毎日じゃなくてもいいんですよ!時々、こうして、

「どれどれ・・・ママだって弾けるもーん!」

そんな軽い気持ちでいいんです。

 

名曲を弾いて、いいとこ見せようとか

練習のやる気になるかも?!

そんなことは思わなくていいです。

 

一緒に取り組むことハート

 

いつも見ていてくれている

いつも見守ってくれている

信じて待っていてくれる

 

これは、子どもたちにとって

「こうなって欲しい」という理想を語られるより、勇気になります流れ星

 

口出ししないことでも放っておくことでもありませんね。

 

習い事がケンカの種になっているのなら、ぜひ

今日から!

 

“お家の方のご協力”

楽しんでみませんか?双葉

 

 

ピアノ講師・発達支援コーチ

大坂敬子