気になる“ハテナ?”をスッキリさせる
ピアノと遊びで明日の自分が楽しみになる
流山おおたかの森・豊四季
ピアノ講師・発達支援コーチのおおさかけいこです
「できない」「やりたくない」には理由があります。
これは、発達支援コーチの学びを始めてから私の中の
テーマに必ずある言葉です。
「できない」から出来るようにするのではなく、
「何で出来ないのか」に、そっと寄り添うこと。
出来るようになるのは、
本人が出来るようになりたいと思えば必ずできるようになるので、
それを全力で応援するのが私の役目だと思っています。
ピアノ教室で「楽譜が読めない」と、投げやりになる生徒さん。
「楽譜が読めない」一つとっても、色んな理由があるんですね。
- ほんとに何が書いてあるのかどう読んだらいいのか分からない
- 頑張って読もうとすると、楽譜の5線が飛び出して見える
- 弾きながら読むと、パッと目線が飛んでどこを読んでいるか分からなくなる。
- 室内の明かりが気になって集中できない。
ほんと、色々あるんです。
「分からない」と言っている目線や身体の感じ、姿勢や頭の揺れなど
私は、様々なところをじっくりと観察します。
これは、学校のお勉強にも繋がることなので、
楽譜を読むのを嫌がる場合、学校の本読みもきっとしんどいと思います。
「そうかぁ、嫌か!じゃあ、やめとこ!風船投げしようか?」
普段からすごく頑張っているので、
“できなくてもいいんだ”という選択肢があると、
フッと身体が緩んできたりします。
風船バレーしたりすると、
手だけ動かせば相手に打ち返せるのに
体全部でジャンプしていたり、前に投げれなかったり
色々あるのですが、
何度かやっていると、ちゃんと頭の中が繋がってきて、
高さを変えたり数を増やしたりしながらだんだんラリーが続くようになってきます。
ラリーを続けるには風船を目で追う必要があります。
このくらいの高さで打てばいいんだと予測することも必要です。
それができるようになってくる頃には、
「ピアノ、もう一回やってみようかな?」
できるイメージが湧いてくるんです。
やってみたくなるんですよ。不思議と。
楽器でやる?ノートで勉強する?
「楽器で大丈夫」
これも必ず聞きます。
楽譜に何が書いてあるのか分からなくて読めない場合は読み方を何度も練習します。
それより前のことが必要であれば、土台つくりから始めます。
“読めない”一つとっても色々あるんです。
能力や努力とかではなく、まだ土台作りの最中なのかもしれません
ピアノ講師・発達支援コーチ
大坂 敬子