リトミックのねらいとは?

気になる“ハテナ?”をスッキリさせる

ピアノと遊びで明日の自分が楽しみになる!

流山おおたかの森 豊四季 柏

ピアノ講師・発達支援コーチの

おおさかけいこです。

リトミックってなぁに?

リトミックとは、スイスの音楽教育家、作曲家である、

エミール・ジャック=ダルクローズによって発展した音楽教育法です。

「動きを通じて音楽の諸概念を教える」

文章だけを読みますと、何となく固い感じがしますが、

「身体を動かし経験をして音楽を学んでいく」ということですね。

身体を動かす経験を通して感じていくことがリトミックの教育法です。

 

リトミック「わぁ!」と感じることで得られること

リトミックは、子供たちが笑顔になる時間がいっぱいあります。

「春のお花はどんなお花かな?何色のお花が

咲くんだろうね?」

お話をしたり、実物を見せたりしながら活動をしていきます。

「先生のお花はこんなお花よ。見ててね。」

スカーフを使って、お花に見立てフワーーっと開いて見せると、

子供たちは一目散にスカーフに手を伸ばし、

  • 自分なりに考えて
  • 自分はどんなお花を作ろうか?
  • どうやったらできるかな?

様々な反応を見せてくれます。

 

「次はピアノの音に合わせて

気持ちよくお花を揺らしてみようね」

  • 左右に揺れる子
  • 上下に揺れる子
  • お花(スカーフ)は床に置いて自分で風を起こして揺らす子

わぁ!キレイ!

わぁ!ステキ!

 

そう感じること・心が動くこと「感動する」って、

みんなにも見て欲しいと思うでしょうし、伝えたくなりますね。

ママに一番に見てもらいたくて何度もチャレンジする子も居ます。

 

これが、お子さんの自己表現の第一歩です。

 

リトミックで大切にする子供たちの世界

お遊戯とリトミックは何が違うのでしょうか?

これも様々な考えがあるかと思いますが、

先ほどのスカーフを使ったお花の活動を例にお話しようと思います。

 

お花を揺らす

 

ということ一つとっても様々な世界を見せてくれる子が居ます。

  • 左右に揺れる子
  • 上下に揺れる子
  • お花(スカーフ)は床に置いて風を起こして揺らす子

「〇〇ちゃんのお花、とっても気持ちよさそうね」

「〇〇くんのお花、嬉しそうね」

 

リトミックでは子供たちが心を解放して自分を表現する時間です。

その場その場で自分で考えて創造(想像)した素晴らしい作品ですね。

 

 

お遊戯は、

 

お花はこう作りましょう

みんなで動きを合わせて行いましょう

笑顔で行いましょう

 

と、皆の心を一つにして集団で行う一体感を出すために

予め動きが決まっていることが多いですね。

決まった動きを何度も皆で練習したりします。

このあたりが、お遊戯とリトミックの違いかと思います。

 

子供たちが身体全部から学べるリトミック

将来、音楽や楽器の習い事をお考えの方にも

その準備段階としてリトミックを選択される方もいらっしゃいますね。

 

私は、子供のためのピアノ教室もしておりまして、

ピアノレッスンにも積極的にリトミックの要素を取り入れています。

ピアノレッスン中のとある生徒さんと私の会話です。

ここはね、「タッカ、タッカ」っていうスキップのリズムよ。

けいこ先生

生徒さん

え?こう?

彼女の背中からは、一生懸命にリズムを理解しようという

気持ちがものすごく伝わってくるのですが、

いまいち「タッカというスキップのリズム」の理解が難しいようでした。

そこで、一旦ピアノから離れ、床に降りて、

ひたすらスキップのステップを一緒にやりました。

  • スキップをしている子供のイラストを見せ
  • スキップってどんな時にしたくなるかな?
  • 一緒に手を繋いで手から伝わるタイミング感覚

終わった頃には、うっすらと汗をかくほど!(笑)

どう?この感じ、ピアノでもやってみようか?

けいこ先生

スキップってどんな感じ?をイメージして、身体全体で経験をして・・・

ご想像の通り、ピアノを弾いただけでは、あれだけ苦労していたリズムも

リトミックの身体を使って動きを経験して感じ取っていくという、

要素を少し取り入れただけでスルッとできるようになったのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

身体全部を使って音楽を感じ取るリトミックは

子供たちの笑顔いっぱいの時間になります。

身体全体で覚えたことは、ずっと忘れずにいられますから、

将来ピアノや音楽の習い事を考えているお子さんもスムーズに入っていけるかと

思います。

 

また、お子さんが自身で一生懸命に考えて、リトミックの活動に参加している姿は

なんとも微笑ましいものです。

 

リトミックで覚えた「りんご」や「もも」など、実際にお家でりんごを見ると、その前に立って、「り ん ご!!」と元気に言葉と共に手拍子をしているというお子さんの様子をお母さまから聞いたとき、

もうすっかり生活の中にリトミックが根付いているなぁと思いました。

子育ての中に音楽のスパイスを。

リトミックをぜひ体験してみてくださいね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

0歳 赤ちゃんからプレ習い事にリトミック 発達に不安のあるお子さんも安心して通えるリトミック@流山