リトミックで得られる効果とは?ー音楽教育編ー

気になるハテナをスッキリさせる!

ピアノと遊びで明日の自分が楽しみになる!

流山おおたかの森 豊四季 柏

ピアノ講師・発達支援コーチの

おおさかけいこです。

リトミックで感じられる効果

まずは、リトミックからスタートし、

その後、ピアノ教室へ移行した生徒さんに感じた効果をお伝えしようと思います。

私が率直に感じた効果は、

楽譜を読むことに苦手意識を持つ子がほぼ居ないということです。

 

私がリトミックに出会う前から、すでにピアノ教室に生徒さんがいらっしゃいました。

当時、読譜(楽譜に書いてあることが分かる)については

とにかく「書いて覚える」ことに重きを置いていました。

読めないところは、ひたすら五線ノートに書く宿題を出してすらすらと読めることを

ゴールに読譜練習をしていました。

もちろん、それも一つの方法ですが、

正直「楽しさ」って無かったんですよね。

 

リトミックで音符に触れるのはいつ?

リトミックで実際の音符に触れるのはだいたい3歳くらいからです。

それも、結構後の方に触れています。

何でも吸収するこの時期ならではの感覚をリトミックで

磨いていきます。

 

「ゾウさんがみんなに会いにきたよ!ゾウさんって見たことあるかな?」

  • 長い鼻を腕で表現する
  • ゾウの足はすごく大きい
  • お耳をパタパタする様子
  • お鼻でシャワーする様子

リトミックの中で思い思いのゾウさんになって、

ノッシン ノッシン・・・・

パオーーン パオーーン・・・・

音に合わせて体を動かします。

リトミックで体験する「大きさ」の世界

 

リトミックでは子供たちの大好きな動物や、身近なものを題材にしています。

子供たちは表現している動物が目の前に居るかのように

その世界観に入り込んでいきます。

 

こちらのリトミック教室の

「ゾウ」という活動の中で、学んでいる音符は「二分音符」です。

  • ゾウは大きい
  • ゾウの鼻は長い
  • ゾウは重い

実際、ゾウに触れたことのあるお友だちは少なくても、

子供たちの中にあるイメージを大切にしながら「遊び」を通じて

音価(音符の長さ)を体験していきます。

また、音に合わせて体を動かすことで、

1,2・・・1,2・・・という拍の感覚、

もっと前だと、数字の感覚も学んでいます。

 

リトミックではなくて早くピアノを弾かせたいのですが・・・

3歳という年齢でようやく音符・・・

もうその頃には楽器を弾き始めた方が良いのでは?と、お考えになる

お母さまもいらっしゃるかと思いますが、

早ければ、早いほどいいわけでは無いと考えます。

 

実際、こちらのピアノ教室にも3歳の生徒さんはいらっしゃいますが、

「始めは、リトミックの要素を多めに入れたレッスンを

していきます。」とお伝えしています。

心と体の発達に合わせて「学ぶ」喜びを知ること

 

3歳のお子さんの手はまだまだ1本1本が独立して自由に動く

ようなことは少なく、人差し指1本で弾きたがるような子や、

パーの手でダンダン叩くように弾きたがる子が多いです。

 

また、音楽で必要な数を一定に数えるはまだまだ難しいでしょう。

 

なので、無理やり先へ進めるのではなく、

リトミックで体を通して音楽を感じ、

表現する喜びをまずは体験して欲しいと思っています。

リトミックで子供の心が動かされる

リトミックの時間は、たくさんの音楽であふれています。

音楽と一言で言っても、皆さんが想像するような

曲の形になったものをピアノで鳴らし、それに合わせて体を動かすこともありますし、

 

リズム楽器のリズムだけ(太鼓など)の“ドン・・・ドン・・・”という音に

合わせていくこともあります。

 

子供たちの大好きな動物や、身近なもの、

最近目にしたものをリトミック中に音で鳴らし「音」に体を預けて聴くことで、

 

「ねぇ、いまのおと、どうやってひいたの?」

「いま、たたいたのどれ?」

と、子供たちから質問が来ることがあります。

まさに、「心が動かされた」瞬間ですよね。

 

この気持ちが「やってみたい」に繋がる

 

「この音はね、これで鳴らしたのよ」

「この音楽はね、こんなふうに弾いたのよ」

子供たちは、一生懸命、同じ音を出そうと自分なりに色々工夫をし始めます。

同じ音が出せると、それはそれは満足そうな晴々した顔を見せてくれます。

「私もピアノを弾いてみたい!」

 

音楽への興味、楽器への興味、たくさんの音を体験することで

リトミックを通じ、心も育っていきます。

やってみたいという気持ちは、

できるまで頑張るという根気強さにも繋がるものだと感じています。

 

できたら嬉しい、できるって楽しい

 

そんな子供たちの頑張りの芽も育んでいくリトミックです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

リトミックを通じて、お子さんにとっては遊ぶように音符の知識に触れ、

体を使って経験をしていきます。体を使って覚えたリズムは本物なので、

楽譜を読むことにも抵抗なく入っていけるものと考えています。

将来、楽器の習い事をと考えているお子さんの準備にも

おススメのリトミックです。

 

音楽の力を借りて、お子さんの中に眠っている才能や可能性を引き出してみませんか?

お子さんもママも笑顔になれる活動がたくさんありますよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。