丁寧で、めんどくさいピアノ練習をする、もう一つの良い事。

気になる“ハテナ?”をスッキリさせるキラキラ

ピアノと遊びで明日の自分が楽しみになる音符

流山おおたかの森・豊四季

ピアノ講師・発達支援コーチのおおさかけいこです双葉

 

ピアノ教室の発表会を間近に控え、

良い緊張感に包まれている、今日このごろです。

 

ここからは、もう走り切るしかないですよ!

「やるしかない!」ってこの状態ですね。

 

私も例年同様、講師演奏を予定しています。

生徒さんと同じ時期に、同じ気持ちで、ピアノに向かって格闘しております。

 

いつまでもピアノを弾くことの喜びと、辛さを分かっているために、

弾き続けることが、必要だと思っています。

 

この時期になりますと、もう最終仕上げの段階です。

一番いい状態で持っていけることを目標に、ここからは筋トレ期間ですね。

筋トレって、本当に腹筋や腕立てをやるのではなくて(笑)

  • 速いテンポの曲なら速さを落として練習すること
  • ミスタッチが多いところは部分練習をすること
  • リズム変奏をすること

とにかく、つまんない練習をたくさんする期間です。

 

速いテンポの曲は、テンポ通りに弾けたら、それはそれは気持ちいものですが、

そればかりしていると本番の緊張感で、思わぬ速さが出てしまったときに

きっと、指が回らなくなってしまうでしょう。

 

そして、速く弾くということは、

上手くできない経験を多く重ねることになります。

  • ミスタッチが少ない
  • 1音1音がきちんと聴こえる
  • 音に感情が乗っている

このようにするには、

弾き手自身が、冷静な耳と頭でいなくてはなりません。

 

「間違えたらどうしよう」

「指が回らなかったらどうしよう」

 

上手くいかない経験をたくさんするのではなく、

確実に弾ける速さで練習を重ねることで、

 

この速さなら弾ける

指が思うように動く

何てキレイな響きなんだろう

 

必死に速さについていく練習から

自分の音を聴く練習に変えることができる

私は思っています。

 

上手くいかないところを、部分練習することで

全体のざっくりとした大きなパーツから前後の小さなパーツになり、

 

宿題が少なくなります。

 

小さなパーツを何度も、何度も繰り返すことで、

必ず出来るようになります。

 

全体をテンポ通りに最初から最後まで弾くことは、

この時期、ほんの数回でいいと思います。(私は2回くらいにしています。)

 

速さだって弾き方だって、自分の好きなように

弾くこと、それはそれは気持ちのいいものです。

 

しかし、

この時期に、丁寧でめんどくさい練習をオススメする訳は、

 

良いイメージを頭の中に作ること

これだけやってきたんだという自信

こうすれば上手く出来たという経験

 

とは言っても、本番の私の緊張はあり得ないものが

ありますけれど(笑)

でも、何だかんだでここまでやってきました。

 

イメージってすごく大切ですよ!

さて、本番まであとわずか!

 

私も、出来ることはすべてやろうと思っています。

 

 

ピアノ講師・発達支援コーチ

大坂 敬子