男子率6割越え!男の子が夢中になるピアノ教室の声かけ術

「ピアノって女の子の習い事じゃないの?」
そんなふうに思っている方、意外と多いかもしれません。

でも実は、当教室では男の子の生徒がなんと6割以上!
元気いっぱいの男の子たちが、今日も楽しくピアノに取り組んでいます。

その秘密は、“ちょっとした声かけの工夫”にあります。
今回は、男の子が「やってみたい!」と思える声かけのコツをご紹介します。


1. 「かっこよさ」を感じさせる

男の子の心をつかむ魔法の言葉、それは**「かっこいい」**です。

🎵「この曲、まるで戦隊ヒーローのテーマソングみたいだね!」
🎵「そのリズム、まるでバトルの音みたいで超クール!」

「上手」「正確」よりも、「かっこいい」「強そう」「スピード感ある」といった感覚的な言葉のほうが、男の子には刺さることが多いです。


2. ゲーム感覚でやる気を引き出す

「あと3回弾いたらレベルアップ!」「このパートをクリアしたら次のステージへ」
男の子は、**“ゲームのような仕組み”**が大好きです。

練習も、「修行」「バトル」「クエスト」などの言葉に置き換えるとぐんと集中力がアップします。

✔「今日はこのフレーズをクリアして、ボス戦(発表会)に備えよう!」
✔「この指使い、○○レンジャーの必殺技みたいに素早くできたら完璧!」

こうしたイメージづくりで、「練習=楽しい」に変えていきます。


3. 指摘より“ミッション”を出す

男の子は、「ダメ出し」よりも「チャレンジ」が好きです。

✖「また間違えたね」
◎「次のミッションは“最後まで止まらずに弾く”だ!できるかな?」

「できなかったこと」を指摘するより、「できそうなこと」に挑戦させるほうが前向きになり、失敗しても落ち込みにくくなります。


4. 「強み」を見つけて言葉にする

男の子は褒めると伸びる!……これは本当ですが、ただ「すごいね!」では足りません。
大事なのは、どこが良かったかを具体的に伝えること。

✔「リズム感がすごくいいね!テンポがぶれないのは武器になるよ」
✔「その音の出し方、すごく力強くてヒーローっぽい!」

強みを“武器”や“スキル”に例えると、本人も自信を持ちやすくなります。


5. 男の子の“こだわり”を尊重する

男の子には独特のこだわりがある子も多いです。

・楽譜より耳で覚えたい
・椅子の高さや座る位置にこだわる
・なぜか変な指使いでも弾けちゃう

これらを無理に直そうとすると、逆にやる気を失ってしまうことも。
まずは受け入れた上で、「どうしたらもっとカッコよくなるか?」という方向で提案していくのがコツです。


6. とにかく「楽しい」を最優先に!

ピアノを習う意味や技術的な成長も大切ですが、
男の子が続けられる一番の理由はやっぱり「楽しいから」。

当教室では、発表会も“戦隊ショー風”の演出をしたり、レッスンで即興演奏バトルをしたりと、「男の子が主役になれる工夫」をたくさん取り入れています。

「型にはまったピアノ」じゃなく、
「ワクワクが止まらないピアノ」
それが、男の子が夢中になる一番の近道です。


おわりに:男の子だって音楽で輝ける!

「うちの子、じっと座ってられないからピアノはムリかも…」
そんな声をよく聞きます。

でも本当は、ピアノって男の子こそハマる習い事なんです。
音で表現できる力、リズムで動く感覚、構造を知る探究心…
どれも男の子の“好き”とぴったり重なるのです。

声かけひとつで、ピアノは「退屈な習い事」から「自分だけの冒険」になります。

男の子がキラリと輝くピアノの世界へ。
私たちは、そんな一歩を応援しています。